2015  『ウルトラマン「正義の哲学」』(朝日新聞出版

 『ウルトラマンと「正義」の話をしよう』の大幅な改訂増補版。
 2015年初頭からのことを含め、テロリズムに触れるなどした。大学生や大学院生を対象に行った講義と、学生による読解を収録したことが最大の増補部分。
 全文を再読し、表現を含め細微に至るまで改訂。

Books
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掲載紙(誌)

2013〜2017   北海道新聞(胆振東部・日高版)朝刊「とまにち火曜コラム」 リレーコラム連載

 ◎寄稿 
      2018 「特撮・アニメ対談」(毎日新聞)
      2014 「ウルトラシリーズが描いたもの」(北日本新聞)
      2014 「北の文化 ウルトラマンを読み解く」(朝日新聞 道内面)上記右端
      2012 「美辞の前で思考停止していないか ウルトラシリーズは訴える」(北海道新聞)上記右から2番目
      2011 「正義問うウルトラマン」(北海道新聞)上記左端

 ◎取材
     週刊ポスト・宇宙船 ・北海道新聞・日本経済新聞・中日新聞・東京新聞・
     北海民友新聞・オホーツク新聞・苫小牧民報
     朝日新聞・AERA 2014/7/21日号「できる子はウルトラマンに学ぶ」

Works

2018   コンテンツ表象論(鳥取大学)
2017   怪獣表象論講義V(鳥取大学)
2016   成田亨とイカロスの翼―“ウルトラ”シリーズに見る日本の近代化(苫小牧美術博物館)
2016   怪獣表象論講義T/U(鳥取大学)
2014   怪獣表象論への誘い(紀伊國屋書店札幌本店)
      ウルトラマンの映画館(札幌映画サークル)
      『ウルトラ』シリーズを通して社会を読み解く(とまこまい若者サポートステーション)
2013   ウルトラマンの思想 (於 明治大学:対象 明治大学と昭和大学の学部生と院生など)
2011   佐々木守 没後5年 特別企画 戦後ヒーローの肖像(能美市教育委員会)
2010   苫小牧  寺子屋2周年企画                        
2008   佐々木守の世界 ウルトラマンフォーエバー(能美市教育委員会)

              
2019   鼎談 平成の特撮・アニメは何を描いてきたのか(毎日新聞WEB)
2018   特撮・アニメ対談(毎日新聞WEB)


              
WEB

2015  『3分あれば世界は変わる〜ウルトラマンが教えてくれること』(内外出版社

 現代社会を生きる私たちが、より良く生きるためのヒントが『ウルトラ』シリーズ中にあるのではないか…という発想によるエッセイ。「夢は必ず叶う」式の精神論を排することで、「希望通りに生きられていない私はダメなのかも…」という読後感を持たれないようにしたつもり。「自分探し」「手に職」…など、聞こえは良いが、果たして…的な事柄への疑念も示した。ファンの方にも興味を持っていただけるよう、ウルトラの持つエッセンスをできるだけ活かした。

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TV & RADIO
 2019  月刊カクタ(RADIO T×T)
 2016  RADIO JAPAN(NHK WORLD)※フランスに向けたラジオ
      荻上チキsession22(TBSラジオ)
      祝ウルトラマン50 光の国からのメッセージ(NHKラジオ第1) 
      「時代」と闘った男〜脚本家・佐々木守のメッセージ〜(NHK) 
 2013  ニュースウォッチ9 (NHK)
 2012  TIME LINE (TOKYO FM)
 2011  TIME LINE (TOKYO FM)
 2010  ニュースバード ニュースの視点(CS-TBS)
 2008  BS熱中夜話 ウルトラマンナイト(BS-NHK)        
 2007  どさんこワイド(札幌テレビ)
      ときめきワイド〜みのや雅彦の午後もトコトン(STVラジオ)
 2006  筑紫哲也 NEWS23(TBS)
 2005  爆笑問題&日本国民のセンセイ教えて下さい(テレビ朝日) 

    
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講演と講義

2012  『ウルトラマンは現代日本を救えるか』(朝日新聞出版

 1960年代から、現代までの日本社会の変遷と、それが『ウルトラ』シリーズではどのように表象されているかを考察した。視座の軸は「都市論」「若者論」「少年と家族論」。
 主にこの三つの事象の変遷を辿りながら、高度経済成長の光と影、ポストモダンの状況…等々について論じた。

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2011  『ウルトラマンと「正義」の話をしよう』(朝日新聞出版

 現代思想や国文学的な方法論で作品を読解。軸は「正義論」だが、学際的に作品に向き合い、総合的な作品論であると同時に、多面的に『ウルトラ』シリーズにアプローチする方法論を示した。特に異種の正義感が対峙する様子、近代合理主義の功罪や、オルテガ的な大衆迎合主義を作品内に見出した。

2003   『M78星雲より愛をこめて』 (文芸社)

 『ウルトラ』シリーズに存在する「正義/悪」「コスモス/カオス」等、分かちがたい二項対立を織りなすドラマツルギーについて考察。また仮面ライダーの怪人と異なり巨大であると言うことで、畏怖心を有する怪獣の有り様や、作中の恋愛観などについて触れた。